【SS】ホシノとセリカが先生のPCの検索履歴を調べていたら、遺書の書き方を調べていたことが発覚した世界線に対する反応集【ブルアカ/まとめ/反応集】

2024年7月16日
2024年7月16日
ガチ勢のライブ実況

コメント（4件）

@user-ss7np9kt5j より:
2024年7月16日 6:05 PM
うぽつです。
ブルアカ×遺書というのは本当に良い…
先生と生徒の関係性、生徒は頑丈であるが故に
日常が物騒だが、先生は普通の人間… キヴォトスでは
事件やトラブル、世界の危機が盛り沢山だからこその遺書…
こういう概念は胸が苦しくなることが多々あるが、それはそれとして好きだから有難い。
返信
@kappa-overprice より:
2024年7月16日 6:24 PM
セリカ曇らせは数が少ないが素晴らしい
返信
@zeta878 より:
2024年7月16日 6:25 PM
ブルアカの先生は遺書をもしもの時に備えて用意してる姿が似合うのが困る
返信
@user-cg9qh7ob8x より:
2024年7月16日 7:16 PM
とりあえずノアの遺書SSだけ投げときます
木枯らしが吹くような季節の頃の話でした。
その日はいやに寒く、シャーレのオフィス内ではストーブがつけられており、その上には水が注がれたやかんが置かれていたのを覚えています。
当番としてシャーレにやってきて、先生の離席中も業務のお手伝いを進めていた際、必要な資料を取るために先生のデスクの引き出しを開けました。
しかし、そこで私が目にしたのは、書類の山でも電子機器でもない、ただ毛筆で、吸い込まれてしまいそうなほどに黒いインクで「遺書」と書かれた手紙を内包した便箋でした。
『やめなさい生塩ノア』　
『その手を止めなさい』
頭の中ではそんな言葉が響いているのに、脳と神経が乖離してしまったかの様に体が止まらず、私の胸中が波を立てるように激しく揺れ動き、それに呼応する様に震える両手で便箋を開封し、曇りきったであろう両目から、一寸の乱れもない丁寧な文字の羅列を読み始めました。
……読み始めたのですが、「業務」「処理」「生徒」「引き継ぎ」「死」…紙の中に散らばった単語でしか遺書を読み取ることが出来ず、線で繋がれない星座のように全文のその輪郭さえも捉えることすら叶いませんでした。
傍らのやかんがしゅうしゅうと音を立てて蒸気を吐き出し続けます。
手紙の黒い縁取りが歪んで見えて、その陽炎の所為と考えてくるりと体の向きを変え、再び手紙に目を向けてもその歪みは治りません。
それどころか、手紙に一つ、二つと痕が落ち、それをもっている手に熱い大粒の雫が当たるのを感じます。
やがてそれは降り出した小雨が大雨へと変わるように、数粒滴っただけの筈の涙が声のない慟哭へと変わりました。
震えながらもかろうじて踏み止まっていた両脚からも力が抜け落ち、その場に力なくへたって座り込んで、嗚咽に肩を震わせながら、泣き顔を覆う服の袖を濡らしながら、嗚咽に肩を震わせていると、後ろからドアの開く音がして、私の名を呼ぶ声と、その少し後にこちらへ駆け寄る足音が聞こえました。
“ノア、ノア！大丈夫！？”
『せん、せい？』
泣き腫らした目を声の主人へ向けます。そこには、いつもの先生の姿がありました。
そこで私は漸く、悪夢が覚めたかのように安堵でき、私を心配そうに近くで見つめる先生の懐へその身をもたれかけさせました。
『…先生、遺書って何ですか』
”……中はもう読んじゃった？“
はい、と返事をしようにも、せぐりあげてしまって思うように声が出せず、先生の胸元に額を擦り付けながら首を縦に振りました。
”そっか…“
どこか諦めたような声色でそう言葉を溢すと、先生は観念したようにあの遺書の真意を語り始めました。
”……ということだから、そんなに心配しなくていいよ。君たちを最後まで見届けずに先立つような真似は絶対しないから。“
『…絶対に、ですよ。私、記憶しましたから。』
先生の服を掴む手に力がこもります。
”うん。絶対だ。“
先生は優しく私を撫で、優しく私を抱擁しました。
返信